右近家見学会に参加しての感想

私たちの活動 

      右近家見学  難聴者協会交流会

 

  楽しみにてるてるぼうずを飾る間もなく、日頃の行いの良さはこうして報われるという爽やかな快晴の7月15日、私達難聴者協会一行は、見たこともない美しい景色を駆け抜け、江戸から昭和をかけぬけ平成の今もセレブ継続中の右近家にたどり着きました。

 

 事前にTさん、Mさんがリハーサルをして交通も食事もリサーチ、全てが時間通りに流れて、素晴らしい旅行となりました。

 Hさんも山のような機材持参でしたね。

 準備のみな様にはお礼の言葉もありません。

 

 右近家別荘は、NHKの「ぜひとも見たい西洋館ベスト15」にも選ばれる、オーシャンビューにして、建築家のこだわり南欧風、北欧風も取り入れた、まさにモザイクラセンの建築(萩尾望都)。

 「八王子リホーム」や「ヒルナンデス」を録画して見ている私にはウキウキの素晴らしい邸宅をさらに素晴らしくしたものを発表します。

 それは目にすることのできないファンタジー、皆に何度も何度も頼まれたピアニストNさんとともに、羊と鋼の森に入り込むドビッシーの「アラベスク」の生演奏でした。

 聞けなかった方も絵面を想像していただければきっと素晴らしいと感じてくださるであろう光景はまさに映画のワンシーン。

 切り立った崖の上にある(雇用創出のため右近家当主がただ建てた、という建物で、実用性がないとこがまたステキ)童話のような西洋館、そこに置かれたピアノを奏でる貴婦人Nさん。

 まさに心に残るワンシーンではないですかっっ。

 今回の旅行は全てが予定通り、と書きましたが、実はもとコンピュータープログラマーだというボランティアガイドさん、ふだんは1時間程度で終わる案内を私達には2時間かけてくださいました。(なので終了時間はずれましたが満喫できて嬉しい誤算でしたね)

 

 大好きだという船や歴史について熱く熱く語ってくださり、気温も37度でさらに暑さマックス松岡修造状態(褒めてます)でしたが、ピアノ演奏のあと、Tさんが

 「僕、バイオリン習ってた」

 と言うのにたいして

 「私は今現在ならっています」

 ということで、Nさんや皆さんに

 「ぜひ楽器を持ちよって合同コンサートをしましょう」

 と勧めてました。

 水平線を見下ろす窓のレースカーテンが揺れる部屋、ピアノやバイオリンの音色に身を委ねつつ、ラグの上でいただくクッキーと紅茶はきっと美味(アンタただ聞いて食べるだけのつもりかい(笑))

 素敵な演奏とステキな未来図をありがとうございました。

 

 こんな山の上まで運んでくれるドリンクサービスの、地元梅を使ったドリンクもおいしゅうございました。

 さらにこの別荘の上にはもひとつ別棟があって、ガイドさんはまたも熱く熱くすすめてくださったのですが、皆がシンデレラのように

 「もう帰らなくては」

 と言うなか、MさんとOさんがすいすいと登って行かれて

 「さすが卓球してる人は違うわ」

 とNさん。

 

 対して女性陣は、ふっと倒れそうになる方とか、階段は無理とおっしゃる方がいらして、かわいくてキュンキュンしましたー。(か弱い女子にも弱いんですーっっ。女らしくてステキ。「守ってあげたい」原田知世さんの歌が流れますねー)

 Iさん、Sさん、お喋り楽しかったでーす(*^-^*)

 

 またこのような機会があれば、今回お休みされた皆さんもご一緒に、めくるめくフェアリーティルのような非日常を楽しみましょう。

 ランチもとっても豪華でおいしくて、食いしんぼキャラの私も大満足。

 目も舌も楽しい1日をぜひご一緒に、楽しみましょうー。

                        福井聴者協会 MO

 

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