知ってますか耳マーク

 

聴覚障害者の『耳マーク』

 耳が聞こえない、聞こえにくいといった、聴覚障害者(難聴者・中途失聴者・ロウ者)の一番の悩みは、話し言葉による意志の疎通をはかることができず、日常生活において人知れず苦労しています。  とくに、見た目には障害が分からないために、誤解されたり、不利益なことになったり、危険にさらされたりする等、社会生活の上で不安は少なくありません。「聞こえない」ことが相手に分かれば相手はそれなりに気遣ってくださいます。  目の不自由な方の「白い杖」とか「車いす」マーク等と同様に、耳を図案化されたのがこの耳マークです。このマークは、耳に音が集中してくることをデザイン化したもので、耳の不自由な人のシンボルです。これを広く市民、県民の方に知っていただき、協力を得ようというものです。  昭和50年10月に名古屋市でこのシンボルマークを制定されたのを皮切りに、全国各地に普及されています。  なお、これまで「耳のシンボルマーク」と称してきましたが。「耳マーク」の表記に統一することになりました。今後、印刷物やグッズ等の表記も順次文言を訂正してまいります。

  1. 1.   公共の窓口等で、聞こえないために後回しされないよう、不利、不便の解消
  2. 2.   聴覚障害者の実態を社会一般に認知してもらい、理解を求めていく
  3. 3.   聴覚障害者が自主的に耳マークを装着し、住みよい社会への協力を求めていく